上前智祐
Chiyu Uemae
1920年京都府生まれ。10代で南画を学んだ後、洋画に転向。52年吉原治良に師事し、54年吉原のもとに糾合した関西の若手作家15名と共に「具体美術協会」の結成に参加。吉原に師事して以降、一貫して非具象絵画を追及し、おがくずやマッチを使用し何層にも重ねた平面作品のみならず、立体作品や布や糸を使った縫い作品、シルクスクリーン、銅版画など幅広い作品を制作。描、縫い、立体といった上前作品は独特の世界観をもつ。
【具体美術協会】
1954年吉原治良のもとに糾合した関西の若手の前衛作家たちによって、吉原を筆頭に、嶋本昭三、山崎つる子、正延正俊、吉原通雄、上前智祐、吉田稔郎、東貞美、船井裕、辻村茂、吉原英雄、山田民子、岡田博、関根美夫、伊勢谷ケイ、岡本一、藤川東一郎らによって具体美術協会を結成。「具体」という名の提案者は嶋本だった。翌年の1955年、白髪一雄、村上三郎、金山明、田中敦子、元永定正が参加。1972年2月10日、吉原治良死去。同年3月31日、具体美術協会解散。
経歴
- 1920
- 京都府中郡奥大野村(現・京丹後市大宮町奥大野)にて生まれる
- 1947
- 黒田重太郎に師事。同年、二紀会第1回展で初入選。
- 1949
- 神戸市の川崎造船所に入社。小谷徳枝と結婚
- 1953
- 11月9日 吉原治良の家を初めて訪問する。以後師事することとなる。
- 1954
- 具体美術協会の結成に参加
- 1966
- 第2回ローザンヌ国際展で100号の作品が買い上げられる。
- 1972
- 吉原治良死去。同年3月31日、具体美術協会解散。
- 1990
- 「前衛の日本 1950年代の具体グループ」(イタリア・ローマ国立近代美術館にて開催)
- 2005
- 「上前智祐と具体美術協会展」(福岡市美術館にて開催)
- 2013
- 「GUTAI: Splendid Playground」展(グッゲンハイム美術館にて開催)
- 2018
- 永眠
- *展覧会・個展が膨大なため、上記3つのみを抜粋
履歴
受賞歴
- 1999
- ブルーメール賞受賞。紺綬褒章受章。兵庫県文化賞。
- 2014
- 井植文化賞受賞
- 2015
- 神戸市文化賞受賞
コレクション
国立国際美術館・大阪中之島美術館・アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)・徳島県立近代美術館・練馬区立美術館